LEO-G Talk

ちょっと気になる本や動画をテーマに、トークを楽しむ集まりです。

一緒に読んでみたい本や、感想を話してみたい動画、考えていることなどが見つかった時に、お声をかけて企画していきます。

 

ご一緒に活動してくださる方によって、曜日や時間帯は流動しますが、ある時は和やかに、ある時はワイワイと、ある時はまじめに、ある時はぶっ飛んで、一人では気づかない読み方、見方を深めていく場をめざします。

これまでの取組

「教室から編みだすフェミニズム」を読んで話そう

2024年6月9日(日)14:00~15:30(5名)

まずは、本を読んでの一言コメントを含めた自己紹介から。

トークのメインは、本の内容に関連して思い起したそれぞれの経験について。

新自由主義が浸透する今、教室はもちろん、参加者が働き、生活するさまざまな場面で、この本での指摘に重なる出来事が起こっています。

「男とか女とかことさら取り立てない」という学校文化(p.155)、「中立性とは権力のある側に有利に働く」(p.196)等に気づき、「自分自身を定義する新しい言葉を見出せなければ、抑圧的で差別的な人間関係の構造に変更を加えるという現実を生み出せない」(p.94)。

だからこそ、こうして同じ思いをもつ仲間が話し合い、小さくても実践を積み重ねいくことが大事なのだろうと思います。

「初めまして」の方や「お久しぶり」の方など、参加者は5名と少な目でしたが、話が尽きない2時間となりました。

教室の中での実践を子どもたちが受けとめ変化している様子の紹介等もあり、私自身が活動を続けるエネルギーをいただきました。

ご参加のみなさん、そして素敵な本を書いてくださった虎岩さんに感謝しています。 

「ジェンダー目線の広告観察」からジェンダー表現を考える

2024年2月6日(火)20:00~21:30(13名)

「ジェンダー目線の広告観察」の著者の小林美香さんもご参加くださり、初参加の方もありで、参加者は13名。大学生から60歳代まで、首都圏の方から公共交通の少ない地域の方まで、幅広い年代や地域の方が集まる充実した会となりました。

まずはいつものように、みんなの自己紹介からスタート。

本や動画の感想にも触れてもらったところ、ネット広告、脱毛、エイズ予防ポスター、写真歌謡と、それぞれに印象の残った点に違いがありました。その一方で、印象に残ったトピックは違っても、「本を読むことで自分のモヤッが説明された気がする」といった発言が複数の方からありました。

その後のフリートークでは、これらのトピックから話が展開し、日常生活で目にしたキャッチコピーや男性コスメの売り場の様子が共有されたり、本にはなかった画像等を見せてもらったり。

限られた時間でしたが、広告の基にある社会のあり方、ジェンダー規範について考える機会になったのではないでしょうか。ぜひ次の機会を設けて、深めていきたいと考えています。

小林さん、小林さんをご紹介くださった渡辺さん、ご一緒にトークしてくださったみなさん、ありがとうございました。


特別企画:国立国会図書館関西館参観ツアー

2024年1月25日(木)14:30~(6名)

参加者は関東圏からご参加くださった方もあり、6名。

まずは会議室で、国立国会図書館や関西館についての10分余りのDVDを視聴。

続いて、閲覧室の図書やアジア情報室の資料、雑誌・新聞等を見ながら、書庫に。書庫に入るには、泥等を持ち込まないため、シューズカバーを付けます。

書庫内の書架は、迷子にならないために、青、緑、黄色、橙、赤などのラインが入っています。この色は、北から南に寒色から暖色へと並んでいるとのこと。

普段は見ることのない自動書庫の様子や、手動ハンドル式の集密書架、地震時に本が落ちないようバーが上がる装置のある書架等、説明にあれこれと質問しながら、約1時間歩き回りました。自動書庫では内容ではなく!サイズが揃うことでスペースの無駄を省くよう、図書や論文がコンテナに収蔵されています。

書庫内は温度22度、湿度55%と快適。その一方で、事務棟は光熱費削減とのことでヒンヤリとしており、図書館では、図書≧利用者>職員 の順に大事なのかなと感じます。

関西館には数名で利用できる研究室もあります。朝は雪景色の寒さでしたが、参加者からは「良い思い出が勝って寒さを忘れました」とのご感想もいただきましたので、いつかここで読書会などできればと夢を膨らませています。



行動を変えて意識を変える ー共同参画シティズンシップ霧島の取組からー

2023年11月15日(水)19:30~21:00 (12名)

みんなの自己紹介から会はスタート。

続いて、話題提供者の山口眞理さん(共同参画シティズンシップ霧島 発起人)から、今年2月に発足した共同参画シティズンシップ霧島についてお話いただきました。スライドを使ってのお話から、発足のきっかけ、「議員と語ろかい」への参加、「霧島あるあるジェンダーパネル」の作成や市内各所での展示会など、具体的な状況がわかりました。またご自身の果たす役割についてのお話もあり、地域での活動の広げ方、ネットワークの繋げ方も見えてきました。

後半の参加者とのトークでは、山口さんのお話を踏まえ、自治体の規模による、議員との情報・意見交換の場のあり方の違いや、担当部署がどの部局に位置づけられているか、企画調整部局か、市民課などの部局なのかの違いやその意味についてなど、それぞれの地域の実情が話し合われました。

全国各地でジェンダー平等をめざす活動に取り組む参加者が集まるLEO-Gならではの展開となった今回の企画。とてもわかりやすいスライドを準備し、話題提供をしてくださった山口さん、トークを盛り上げてくださった参加者のみなさまにお礼を申し上げます。


ジェンダー×メディアを話してみよう

2023年8月4日(金)19:30~21:00 (11名)

みんなの自己紹介から会はスタート。

内田有美さん(LEO-G情報リテラシープログラム研究会メンバー)の話題提供は、本の第1部、第Ⅱ部を中心に、表現の自由、「市民」とはだれか、公共、SNS、ヘイトスピーチ、インターセクショナリティなど、キーとなる概念について。本文を抜粋したスライドにそって、ご自身の経験や問題意識を交えながらのお話を聞くことで、とっつきにくかった言葉が少しずつ入っていくようです。

参加者とのトークでは、某番組のリバイバルで炎上したキャラクターのこと、メディア、あるいはプラットフォームと自己規定するGAFA等に対する私たちのあり方などのトピックに関心が集まり、予定時間を少しオーバーするまでやり取りが続きました。

参加者は「初めまして」の方を含め日本各地にちらばり、取り上げた『ジェンダーで学ぶメディア論』についても、全部読んだという方から「本は読んでません」という方もちらほらいらっしゃいましたが、メディアについての理解を深め、ジェンダー平等を進めたいという思いを共有した者どうしの情報・意見交換ができました。今回のトークが、「面白いけれど難しい」と感じる方も多そうな「ジェンダー×メディア」の理論的な面にも目を向けるきっかけになれば嬉しいです。


SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」

2023年6月30日(金)19:30~21:00 (11名)

みんなが、自己紹介を兼ねて、SDGsについての関心や考えていることを一言ずつお話するところから、会はスタート。

続いて、中村奈津子さんから、力の籠ったPPT資料にそって話題提供をいただきました。お話を伺ううちに、SDGsの目的や採択までの経緯、理念などが体系的に浮かび上がってきます。17のゴールの下のターゲットや指標、日本のSDGsアクションプラン等についても紹介がありました。

後半は、みんなでフリートーク。日本の状況、とくに人権への意識の低さに、暗い気持ちになりそうでしたが、Z世代や学生さんたちの状況に希望を感じ、今夜のトークを参考に、SDGsの目標を実現していく道筋を探っていきたいと活発な発言が続きました。

話題提供の中村さん、ご参加くださった皆様、充実した時間をありがとうございました。


法人化記念企画「LEO-Gのこれから」

2023年5月14日(日)14:00~16:00 (18名)

一般社団法人となったLEO-Gのめざす姿や取組を紹介し、皆さんと交流を深めるオンラインイベントを開催しました。LEO-Gやその前身のLEO-NETの活動に、様々な形で関わってくださった方を中心に、LEO-Gに関心をもったからという方や誘われて初めて参加という方もありました。

前半は、リニューアルしたサイトを紹介しながら、団体概要やロゴに託した理念、また情報活動支援事業やネットワーキング事業等の取組についてお話しました。また、理事の自己紹介や、法人設立1周年をめざして始動した「始まるプロジェクト」のご案内もしました。

後半は、ご参加の皆様から、自己紹介やLEO-Gとの関わり等をお話いただきました。お話を伺っていると、それぞれの方とのこれまでの活動が思い出されましたし、どんな形での連携ができそうか等これからの動きをイメージすることもできました。ご参加の方々にとっても、新たな出会いや活動のヒントとなる時間になっていたら嬉しいです。


わたしの好きな朝ドラ

2023年4月19日(水)19:30~21:00 (8名)

4月19日、新年度初めてのLEO-G Talkを開催しました。

朝ドラはほとんど見ているという方から、見たことがないという方まで、鳥渕朋子さんの話題提供をきっかけに、みんなで和気藹々とトークが盛り上がりました。ドラマのテーマや主人公の描かれ方から、時代の移り変わりやその時々の政策のあり方が伺えました。またモデルがあっても、不倫などの不都合なことは描かれないことも興味深かったです。

参加者は8名でしたが、朝ドラをテーマにどんなトークになるのか、関心をもってくださった方が周囲にいたとのお話もいくつか聞いており、またの機会がもてたらと思っています。


緊急企画「統一地方選を前にジェンダーと政治を考えよう!」

2023年3月15日(水)19:30~21:00 (8名)

ご欠席の方も何人かあり、参加者8名はちょっと寂しい会となりましたが、みんなが発言しての濃いトークができました。

まずは、参加者の簡単な自己紹介のあと、「福岡女性議員を増やす会」の山川美幸さんから、ご自身の活動や、最近の各地の取組状況をご紹介いただきました。それを踏まえ、山川さんへの質疑応答やそれぞれが気になること等を自由に共有しました。

話題は、新聞報道の変化、「女性差別撤廃条約選択議定書」についての地方議会意見書の採択状況等の各地の動き、北欧で実施されているような「選挙マルシェ」の福岡での開催について等、多岐にわたりました。自分ができる一歩は何か、統一地方選挙を前に動いてみようと思います。


女性の声の届け方 ~「2秒の視線」の経験から~

2023年2月19日(日)14:00~16:00 (15名)

「2秒の視線」展は、「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」で使われた手仕事によるアピールバナーの展示会(2022年6月開催)です。人々が前を通り過ぎる「2秒」で声を届けようと作られたバナーやバナー作成者のお話をスライドや動画で見た後、インタビューに答える形で、赤羽佳世子さん(「2秒の視線」展実行委員会)のお話が始まりました。

間に参加者の自己紹介を挟みながら、赤羽さんから、「大阪行動」に参加したきっかけや、「2秒の視線」展を企画した経緯やその思い等を聞かせてもらいました。

会場選定の意図や来場者のお話や、参加者との質疑応答には、声を届ける取組へのヒントがいくつもありました。展示会後に立ち上がった「2秒の視線の会」によるイベント告知もあり、継続の大切さも感じました。また仲間と共に考えながら、諦めずに動いていけば、少しずつでもその声は届いていくのではないかという希望も感じました。

参加者からは、画面越しにも届く、手仕事で創られたバナーのもつ力に感嘆したという感想が寄せられています。それぞれに自分自身の当事者性を見つめ、行動のあり方を考える時間になったのではないでしょうか。企画の趣旨を理解し、丁寧に準備をしてくださった赤羽さん、トークにご参加くださったみなさま、ありがとうございました。


情報リテラシープログラム“すく~る”スピンオフ企画

「都道府県版ジェンダーギャップ指数を事例、データと報道(新聞記事)を読み解こう」

2023年1月21日(土)19:00~21:00 (12名)

情報リテラシーの基本を簡単にお話した後、「届ける」ことを考えるワーク。自己紹介&アイスブレイクのつもりで準備したワークでしたが、実際に作成中のスライドを比較しながらの意見交換だったからか、「自己紹介」を忘れての、熱く具体的なご発言が次々とあり、いろいろと気づくことの多いワークとなりました。

次に、都道府県版ジェンダーギャップ指数についての報道(新聞記事)と、引用元のサイトの内容を紹介し、情報を「読み解く」ことへの理解を深めていただきました。

その後、2つのグループに分かれて、「『すく~る』をあの人に『届ける』」には」をテーマに話し合いをしました。最後に、情報やジェンダー情報についてのまとめをして、約2時間の会が終了しました。


「私の好きな女性作家」

2022年9月14日(水)20:00~21:30 (6名)

女性作家の作品を紹介し合いました。

紹介いただいたのは、伊藤野枝をテーマとする『風もあらしも』『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』、翻訳では『掃除婦のための手引き書』『アコーディオンの罪』など。

『総理の夫』『あきない世傳金と銀』のような人気の小説もありましたが、『海からの贈物』(吉田健一訳)『ははとははの往復書簡』『海をわたる手紙』『「冬ソナ」にハマった私たち』等のエッセイや往復書簡、新書を含め、幅広い作品に話が広がりました。

そして、『戦争に抗する : ケアの倫理と平和の構想』に関心が集まったのは、LEO-Gのトークならではかもしれません。


「ジェンダー表現のリテラシーを高めよう」

2022年8月5日(金)20:00~21:30 (6名)

自己紹介と『失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック』を読んで気になったところを一言ずつ。

盛り上がったのは、相手の配偶者の呼び方について。

書き言葉では「ご夫君」で通じそうだけれど、会話で「ゴフクン」は無理そうだし、「お連れ合い(様)」は、なかなか定着しないみたい、若い友人は、「彼/彼女」などの性別を特定する言葉ではなく、パートナーを使っていると言うが、なんだけ、しっくりこない。

「令夫人」「内助の功」も気になる等々。。。そしてトークは、本の内容を越えて、固定的なジェンダー観やカップル文化の広がりや根深さへと展開。

気になる表現は、単に言葉だけのことではなく、無意識の偏見やステレオタイプな見方を反映しているもので、気付いた者から変えていくことが大事なのだろうと思います。

そして、ジェンダーにかかわる問題表現には気付きやすい私たちですが、世代や人種については、無自覚な発言がマイクロアグレッションになっていたかもしれないと振り返る機会にもなりました。


「参院選を前にジェンダーと政治を考えよう!」

2022年7月6日(水)20:00~21:30 (10名)

初参加の方を含め、10名の参加者で開催しました。

まずは自己紹介と参加の動機、持ち寄った本や記事の簡単な紹介をしました。

みなさんから紹介があったのは、『民主主義とは何か』『茶色の朝』等の本や、NHKの番組「RBG 最強と呼ばれた女性判事」。新聞記事や政党アンケート結果、YouTubeもありました。

そこから、今回の選挙の関心事(争点、投票率・・・)、女性候補者と当選の可能性、ジェンダー視点のある政策と女性議員、女性参政権獲得までとその後、教育と世代など、みなさんで自由にトークを展開。

「未来を花束にして」が今なら無料で視聴できる、こんな記事もある等等、トークの流れから、追加される情報提供もいくつかありました。政治とジェンダーに関わる話題は幅広く、予定時間を少しオーバーして終了。

さらに、放課後にも多くの方が残ってくださり情報・意見交換をしました。

持ち寄り形式のトークは初の試みで、それぞれの話題についての議論は深まらなかったかもしれませんが、ご参加の方からいただいた感想からは、それぞれのもつ情報を相互に提供し合うことで自分の視野や取り組み方を振り返ったり、刺激を得る時間になった様子がうかがえました。


「コロナ禍のジェンダー格差」

2022年6月15日(水)20:00~21:30 (8名)

コロナ禍とジェンダー格差についてのテーマトークでは、第6波では、女性のほうが感染者が多いとの報道があったが、女性に割り当てられたケア役割が原因だろうという指摘や、そもそも報道のあり方にもジェンダー視点が大切だとの発言がありました。

また、震災とコロナ禍には共通する問題があるが、震災の経験は活かされたのか?

医療や介護の担い手のなかでも、医師、歯科医師、看護師、介護施設職員、訪問介護員の序列があり、ジェンダーが大きく関わっている等、発言が途切れることなく、濃いやり取りが続きました。

さらに、「誰にひとり取り残さない」という言葉を聞くが、コロナ対応が長引くにつれ、その影響や大変さの格差が拡大し、多くの人たちが取りこぼされたままではないか、コロナ禍のジェンダー格差解消には、やっぱり政治が大事!という話になりました。

このような流れを受けて、別投稿ですでにご案内のとおり、政治とジェンダーをテーマに、LEO-G Talkを開催することに。

耳だけ参加の方も、チャットで情報提供をくださったり、次の企画への展開があったりして、ご参加の方によって発展するトーク企画の可能性を感じる回となりました。

※リンクから2021年6月に開催された「第115回労働政策フォーラム」での研究報告「コロナ禍のジェンダー格差」(23分程度の動画)へ移動します。



「戦争は女の顔をしていない」

2022年5月16日(月)20:00~21:30 (10名)

参加の動機を一言ずつお願いしたところ、テーマへの関心とその重さ等が、それぞれの言葉で話され、それだけでも、トークの時間を設けて良かったと感じられるほど。

その後は、前線に出たいと志願した少女たちのこと、戦争が終わった後の女性兵士のこと、「男物のパンツを履くこと」と「男のロマン」等々。。。

戦争に与しないという気持ちは共通していても、人により、気になったところ、印象に残る点に違いがあることも感じられました。

さらに、戦争も資本主義も男性社会だとのコメントも出て、今の日本にとっても他人事ではない問題だとの認識もできました。


「性差の日本史」

2022年4月22日(金)20:00~21:30 (11名)

気になったところを話す人がいれば、それについて、別の方がご自分の感じたことを加え、これまでに見た番組や本などから得た知識が披露されたり、そのうちに、本の話題から今の話に広がったり。

卑弥呼や、采女、女官など、これまで描かれてきたのとは違った役割を果たしていたことが見えてきて「作られた像」「作られた性差」なんだと。

職人、セックスワーク、ロマンチックラブ幻想、伝統などのお話も盛り上がりました。

そして、女性の位置の変化の背後には、国家等の制度による管理や戦いがあるのではという話も出ました。

すでにある史料をジェンダーの視点で見ることの面白さを教えてくれる「性差の日本史」、みなさんとご一緒にお話することで、一層、楽しく、有意義な本だと感じられました。