世代を超えたシスターフッド事業

(2021年度事業 終了)

2022年2月6日、2021年度ウィングス京都市民活動サポート事業「Withコロナ時代のシスターフッド ~世代を超えて~」を開催しました。

ウィングス京都の会場は関係者を含め10数名と密にならない集まりとなりましたが、オンラインでは30名ほどが最後までご参加くださいました。

基調講演「コロナ禍の女性たち」では、大阪市立大学教員の古久保さくらさんから、グラフ等の豊富な資料に基づいた、女性の苦労とその背景のお話があり、「わかりやすかった」「もっと聞きたかった」と好評でした。

インタビュートークでは、株式会社NINIの西濱萌根さんをゲストにお招きし、京都で始められたHOSTEL NINIROOMが、「多様な人が交差するまちの拠点」となっていく様子をお話いただきました。NINIROOMでは「わかくさカフェ」という、生きづらさを抱える10代少女の居場所づくりも行われており、20〜30才代の自分たちは、少女たちとも、支援者のシニア世代ともつながることのできる世代だと思うとの話がありました。

参加者との意見交換では、予めお願いしていた、NPO法人ゆるん、A’ワーク創造館、NPO法人MixRainbowの3名が、それぞれの取組の紹介や、基調講演等への感想を発言、その後、オンライン参加者からも質問やコメントがありました。最後に、古久保さんから総括コメントをいただき、プログラムは終了となりました。

参加者アンケートでは、印象に残ったこととして、「世代を超えたつながりの重要性」「さまざまな“つながり”の実践がおこなわれていることに感心」「自分にできることは何なのか考えるきっかけになりました」などのコメントをいただいています。

ウィングス京都を会場として利用するのは初めてで、ハイブリッド設営でのアクシデントは想定していたものの、それを上回る接続トラブルもあり、ご参加の方には目障り、耳障りなところのあるイベントとなりました。
けれども、ハイブリッドとしたからこそ、会場参加者の「皆さまと繋がれてうれしかった」と、ZOOM参加者の「Webは参加しやすい」というアンケート回答が示すように、リアルな場でしかできない繋がりを深める一方で、オンラインだからこそ参加できるという方とも繋がりを広げる機会になったように思います。

参加者アンケートでの評価も高く、京都新聞(2022年2月7日朝刊、「Our Voices~性を考える~」)に、「コロナ禍、女性の苦労報告。支援と連帯、在り方探る」と写真付きで掲載される等、波及効果もありました。

新型コロナ感染が終息しても、オンライン活用は続き、ハイブリッドでのネットワークづくりは求められるでしょう。LEO-Gでは、みなさまのお話からいただいた勇気と気づきを糧に、この経験を活かしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインを活かした女性の活動とネットワーク

(2020年度事業、終了)

2020年9月20日に、LEO-Gが開催した「オンラインを活かした女性の活動とネットワーク」では、浅野幸子さんと山川美幸さんによる、防災や女性議員を増やす活動を通じたオンライン活用の好事例のご紹介と、みんなが参加しての、自分たちの経験や考えについての情報交換をしました。

プログラム終了間際にお声をかけた交流タイムにもほとんどの方が残ってくださり、新たなネットワークができたり、旧交を温めたりもありました。

終了後の参加者アンケートでは、ほとんどの方から「良かった」と回答をいただき、次回への期待も聞かせていただいています。

活動の可能性を広げるネットワークを作りたいと、オンラインとは言え、顔の見える、安心な場づくりをめざした思いが叶ったように感じました。

LEO-Gのメンバー一同、話題提供のお2人と、ご参加の皆さんへの感謝と共に、ここで生まれたネットワークを次につなげていこうと思っています。(写真は、話題提供者と当日スタッフのみの記念ショット)